楽天でかにお取り寄せをしてみた
かにの王様といわれるタラバガニですが、タラバガニの魅力とはいったいなんでしょうか?
タラバガニは英名でRedKingCrabと呼ばれていますが、実はヤドカリと同じ仲間です。
普通、かにの仲間はハサミを除いた脚の数は8本なのですが、タラバガニには6本しかないのです。
タラバガニがかにの仲間ではないと分かったのは、「かに」という名前がつけられてからずっと後になってからのことなのです。
とはいえ、タラバガニの脚を広げたときの大きさは圧倒的ですよね。
ズワイガニと比べてみると、その大きさはまったく違います。
その大きさゆえ、かにではないけれどかにの王様と呼ばれているのですね。
ところで、タラバガニの名前の由来をご存知でしょうか?
もともと鱈がたくさんとれる漁場で鱈に混ざってあがってきたことから、「鱈場のかに」がなまってタラバガニとなったといわれています。
以前、偽装販売問題で取り上げられたのも、このタラバガニです。
半値近い取引額のアブラガニをタラバガニと偽って販売する業者があり、不当な利益を得ていたといわれています。
かにの王様といわれるタラバガニだからこそ、そのような悪徳業者にも利用されてしまうのですね。
もちろん、アブラガニもおいしいかにのひとつなので、決してアブラガニが悪いわけではありません。
ここで、タラバガニとアブラガニの見分け方を知っておきましょう。
甲羅の真ん中のトゲの数が6本ならタラバガニ、4本ならアブラガニです。
ただし、アブラガニはトゲの数にばらつきがあり分かりづらい場合もあります。
そこで、かにをひっくり返してみましょう。
脚の色が紫色(茹でると赤色)ならばタラバガニ、白っぽければアブラガニです。
この方法なら、間違わずに見分けることが出来ると思います。
現在、アブラガニをタラバガニと偽って販売することはもちろん禁止されているため、偽者が出回ることはないとされていますが、見分け方を知っておいたほうがなにかとお得ですね。
タラバガニがヤドカリの仲間であるということは先にお伝えしたとおりですが、かに味噌は食べられるのでしょうか。
タラバガニのかに味噌は固まりにくいという性質があり、茹でたときにかにみそが流れ出してしまいます。
新鮮なものなら食べることが出来るのですが、傷むのが早いので取り除いて販売されることが多いようです。
タラバガニの魅力は、なんといってもボリュームのあるプリッとした脚にあります。
味はオスのほうがおいしいといわれていますが、メスも美味しくないわけではありません。
脱皮回数が少ないため大きくならなかったり、産卵時期になると痩せてしまい脚の肉厚感が落ちてしまったりで、かに通販で取り扱われることは少ないようですが、内子、外子の味は絶品ですので、チャンスがあれば食べてみるのもよろしいのではないでしょうか。
タラバガニの魅力を知って、おいしいタラバガニをいただきましょう!